こんにちは、くろえです。
卒論の進捗はどうですか?私は提出日が近づいてきてどんどん追い詰められてきている気がします。その先にある大学院の入試のこともセットになって絶望的な気分になることがよくあります。
なぜこんなに書けないのか?考えたところ、
そもそも「論文」って何だろう…?という問いにぶつかってしまいました。
論文は色々読んでいるはずなんですが、いまいち「どういうものか」がわかりません。
大学一年生のときに「論文の書き方」って授業が必修であった気がしますが、記憶は遥か遠い彼方…
とりあえず「論文っぽいもの」は書こうと準備しているものの、それではなんだか苦しくなってきました。
論文を書くって何をすればいいのか、それを考えるためにもう少し論文について知ろうと思います。ぜひお付き合いください。
辞書を引いてみる
デジタル大辞泉を見てみると、
ろん-ぶん【論文】
1 論議する文。筋道を立てて述べた文。
2 学術的な研究の結果などを述べた文章。「博士論文」
from:https://kotobank.jp/word/%E8%AB%96%E6%96%87-664146
などとあります。
まあわかるような、わからないような…
卒論の場合2が当てはまりそうですね。研究の結果を述べた文章…
でもそれだとレポートと何が違うんでしょう?
レポートと論文の違いを考える
よく先生に卒論の進捗を伝えると
「それだと字数の多いレポートになってしまうよ」
と言われたりします。
そのときはたしかにそうかもなあ…とかって思うわけですが、後から考えるとよく分からなくなってきます。
だって論文も文献を読んだり実験をしたりして結果をまとめるものではないですか?
字数
あんまり字数が少ない論文って見たことがない気がします。
でもレポートと同じくらいの字数の論文はたくさんありますね。雑誌2,3ページくらいの論文、というのも存在するみたいです。私は見たことないんですけど。そうなるとちょっと長めのレポートとあまり変わらないですね。
構成
内容のレイアウトが異なるんでしょうか。
レポートってこんな感じで書いています。
・テーマについて調べたこと①
・調べたこと②
・調べたこと③
・まとめ
一方で論文はこんな感じで書くように指導されました。
・本論
・結論
改めて比べてみると結構違う気がしてきました…。
内容
となると、内容もやっぱり違ってくるんでしょうか…?
レポートってとりあえず課題として「テーマ」が与えられて、それについて資料を集めてわかったことを片っ端から書いていくものです。あんまり各内容の順番とか論理性というのは気にせずに書けて、書き上げられるものですよね。
論文は前の項で見たように、とっても「各内容の順番」「展開の論理性」、さらに「切り込み方の新規性」というのが求められていきます。つまり…
・本論(文献や実験などを参照してその主張が正しいことを証明していく)
・結論(つまり主張は正しかったということを提示)
こういうことなんですね。
結構ブログ記事に求められるものと似ているのかもしれません…
結論
レポートとの比較でよくわかったんですが、論文は「自分の主張を文献の中身や事実を援用しながら、論理的に正しくて新しいものだと検証していくもの」である気がします。
自分の意見をどう説得力のあるものと見せるか、というのが論文の大切なところなんですね。
卒論も佳境に入ってきましたが、まだまだやることはたくさんあることが分かりました。もう少し、もう少しだけ頑張っていこうと思います。