語学と演劇の関係性を考える

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外国語の上達に欠かせないのが「実際に口に出して練習する」こと、また「自己を表現する」ことですが、
その機会のひとつとして、外国語で演劇をする「外国語劇」があります。皆さんの中にも英語やその他の言語での経験がある方も多いのではないでしょうか?私も一時期、外国語劇をやっていた時期がありました。
でもその経験から見ると、メリットもあれば、デメリットもあるんですよね。今回はそんな演劇と語学の関係について考えてみたいと思います。
経験のない方もこんな世界があるのか〜という感じでさらっと読んで、興味や問題意識を持っていただければ幸いです。

外国語の勉強にとって有用な方法の1つに「例文を覚えていく」という作業があります。単語だけ覚えていくのも重要ですが、文章の中で単語をどう使うか、また文章を組み立てていく際にモデルとなる文章が頭の中にあると文を読むときにも書くときにも非常に役に立ちます。
こちらの記事も是非→語学の勉強法を見直してみる
また、演劇においては「役をどう自分なりに表現していくか?」ということも考えていかなければならない課題になりますよね。
つまり、外国語で書かれた戯曲をその過程で使っていくのは理に適ったもののように見えます。が、実際はどうでしょう?

外国語劇のいいところ

発音

役者をやる場合、その外国語のネイティブ話者に発音を見てもらえる機会があるならば、演劇は最高の上達の機会になるでしょう。というか、外国語劇をやろうとすると、協力してくれるネイティブの方が必要不可欠です。
実際、自分の発音というのはわからないものなので、間違っているところを指摘してもらったり、直し方を教えてもらったりというのは貴重な機会になります。外国語大学に籍をおいていても発音をビシバシ直してもらう機会というのは実は殆ど無いんですよね…
綺麗な発音で舞台の上で堂々と外国語の台詞を唱えるのは得難い快感です!これだけでもやる価値はありますね。

外国語と向き合ういい機会

外国語劇は外国語で上演するので、字幕が絶対に必要です。なので、必ず和訳に向き合わなければならない時間が増えます。
日本語の表現、外国語の表現に向き合うことで語学力がアップしていくことが期待できますよね。

その国を知るチャンス

その言葉が使われている国の文化を知るいい機会になります。舞台衣装や大道具小道具…時代考証やその国のものをちゃんと調べないと説得力のあるものを作り上げることができません。
いっぱい調べて良いものを作っていきたい!という情熱が成果を生んでいくんですね。

外国語劇のつらいところ

役割の偏り

以上のように外国語・外国文化に触れられるお仕事が外国語劇にはたくさんあるわけですが、それでも役職には限りがあるんですよね…つまり、外国語に触れるのが目的なのに、全く外国語に触れられない純粋に演劇の要素しか無い役職も誰かがやらなければならない。これは本当につらいです。外国語を喋りたいのに喋る役につけないとか、色々不満も生まれてきます。

やっぱり演劇は演劇

共同作業がどうにも増えるのが演劇です。それが楽しいわけですが、トラブルも多くなるのが実情です。
仲の良かった友達と仲違いしてしまうことも多々あります。さらに、演劇をやる体制が全く整っていない団体でやろうとすると、そもそも劇の練習がままならなくなる、といった事態も発生してしまいます。
きちんとしたルールと人への思いやりが少しでも欠けていると、トラウマレベルのイベントになってしまうこと、これは間違いありません。

演劇のスキルが上がるとも限らない

劇団に所属しても、以上のように多くの仕事に忙殺されて演劇が、演じることが上達する可能性は非常に低くなります。
台詞1つとっても、耳慣れない、言い慣れない外国語です。それを理解して感情を込めて「演じる」ということは非常に時間のかかることですし、難しいことです。
要するに時間と余裕があればいいのですが、授業の一環として、語学学習の一環として取り込むには難がある媒体であるといえますし、逆に「演劇をやりたい!」と思う人にとっては物足りなくなってしまうでしょう。

つまり結論として

外国語学習としては有用ですが、うまくやらなければ弊害が生まれます。
また、演劇を純粋に楽しみたい、という気持ちはまず捨てたほうがいいかもしれません。
語学学習が、演劇がどちらかがいけないのではなく、ちゃんとそれらを組み合わせて運用していかなければ共倒れになってしまうということです。そう、上手く行けばとても楽しいし、身につくものなんです。
皆様も、外国語劇に触れる機会があれば是非!用法用量を守って正しくお付き合いくださいませ。

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